Takacharming harmony

『TrySailのTRYangle harmony』セカンドショット:毎週火曜22:00~22:30 超!A&G+:毎週火曜21:00~21:30 リピート:毎週水曜9:00~9:30&毎週土曜8:00~8:30!略称:トラハモ

ラブライブ!「みんなで叶える物語」

2/1(日)にさいたまスーパーアリーナで開催された「μ's Go→Go! LoveLive! 2015 ~Dream Sensation!~」に参加してきました。

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様々なメディア展開をする「ラブライブ!School idol project 」の声優さんによるライブイベントです。

 

ライブの様子についてはファミ通さんのレポートが写真を多く掲載されているのでそれを見ると伝わってくると思います。


【写真追加】みんなで作り上げた最高に楽しいライブ――“μ’s Go→Go! LoveLive! 2015~Dream Sensation!~”リポート - ファミ通.com

 

そもそもラブライブ!とは電撃G's magazineより始まった読者投稿企画です。
東京都千代田区にある、ごくありふれた女子高校の「音ノ木坂学院」(おとのきざかがくいん)。地域の人々の想い出に育まれた歴史と伝統あるこの学院も時代の流れには勝てず、3年後に迫る学校統廃合の危機に瀕していた。そんな中、9人の生徒が立ち上がる。彼女たちは、自らがアイドルとして活動し、学校の名を世に広め、入学希望者を増やそうと考えたのだ。今、少女たちと、まだ見ぬファンのみんなで叶える物語=スクールアイドルプロジェクトが始まった。(Wikipediaより引用)

このように、"みんなで叶える物語"がラブライブ!のテーマであり、僕は今回のライブについてもそれを根幹に作られたのだと感じました。

ラブライブ!はプロジェクト開始からかなり時間が経ち、様々なメディア展開*1がされているのに関わらず、この"みんなで叶える物語"というテーマは一貫されています。

今回のライブはさいたまスーパーアリーナスタジアムモードという3万人以上を収容する会場であるため演出等を含めて本当に"みんなで叶える物語"が可能であるか疑問でした。

しかし、それは杞憂で、まさに"みんなで叶える物語"を体現したかのようなライブでした。

 

会場のセットから説明すると、メインステージとセンターステージの舞台はリフト式になっており、せり上がるように変形できるため、所謂400レベルや500レベルの高い場所に座っている人に少しでも近づけるようになっていたと思います。

そして広い会場であるためトロッコを積極的に使うことで後方の座席でも出演者に近づける工夫もなされていました。

また全国各地、世界各国で100館以上の映画館でライブが中継されており、"みんな"誰でも等しくこのライブに参加できたと思います。

ライブの演出についても巨大スクリーンを活かしたものがありました。

スクリーン上に、曲の合いの手部分や歌詞が映されたりして、コールを忘れても安心という感じで誰でも一緒になって参加できると思いました。

また、スクリーンにプロジェクト開始当初のPVと、また新たに作られたPVが同時に流れる演出があり、"みんなで叶える物語"として叶えられた物語がここにあるのだと肌で感じました。

そして、ラブライブ!のライブは2次元と3次元のリンクが一番の持ち味だと思われます。

近年、アニメイベントなどが増え声優さんがアニメキャラクターに似せた衣装を着たりして2次元と3次元をリンクさせようとすることは多いと感じますが、ラブライブ!は中でもかなり丁寧にそれが行われています。

今回のライブでは100着近い衣装が用意され、それはどれもアニメでキャラクターが着ていたものそのままで再現度がとても高く、ステージ映えできるようにデザインされ妥協が見られませんでした。

 ステージのセットについてもメインステージが作中に出てくる"ラブライブ"のステージを意識されており、多くの人が2次元が3次元に飛び出してきたと感じたと思われます。

3次元が2次元の近づくリンクだけではなく、2次元が3次元に近づくリンクもなされています。

3次元のライブで行われている自己紹介MCをアンコールアニメーションでそのままキャラクターが行い、今までステージ上にいた声優さんがそのキャラクターになって2次元化してしまったと錯覚してしまいました。

こんなことが味わえるのはラブライブ!ならではだと思いました。

しかし、ここまでのことを丁寧に妥協を許さずやるには並大抵ではない苦労があると思います。

ステージ上にはメンバー9人しかいなくても舞台裏には大勢の人たちがいます。

その人たちにここまでの完成度の高い大きなものを作り上げさせたのは大勢のファンの声、期待があったからではないかと思います。

ただライブをするだけなら予算さえあればできます。

しかし、ラブライブ!のライブは確かにお金がかかっていると感じますが、それ以上のものがあり、ファンの声を応える形で催されていると参加すればわかります。

もちろん、さいたまスーパーアリーナスタジアムモードという大規模なライブを行えるだけあってファンの数がかなり多く、個人的な意見は反映されにくいでしょう。

それでも多くの人が満足できるようにライブが作られているので、それはまさに"みんなで叶える物語"です。

 

ファンにとってもライブにただ行くのではなくて、参加するというのが正しい表現だと思います。

だからこそ、ラブライブ!がこれだけ多くの人に愛される作品であると感じます。

誰でも"みんなで叶える物語"に参加できるからラブライブ!はここまで大きくなったのだと思います。

ラブライブ!が少しでも好きだと思う気持ちがあれば問題なくラブライブ!の世界に飛び込めます。

当記事では声優さんによるライブを中心としていますが、ラブライブ!というコンテンツは多くのメディアミックス、そして広がりがあるので様々な楽しみ方があり、誰でも好きなラブライブ!を見つけることができます。

本当にラブライブ!が少しでも好きだと思う気持ちさえあれば問題ないです。

僕が思うことはファンがラブライブ!を好きであることを変にアピールすることでラブライブ!というコンテンツが敷居の高いものだと感じられてしまうことが問題だと思います。

そこからファン同士の争いが生じてしまってはラブライブ!というコンテンツは衰退していくだけです。

ラブライブ!というコンテンツは"みんなで叶える物語"、ひとつになって大きなことを成し遂げるそんな雰囲気であるべきだと思います。

 

ラブライブ!はこれだけ大きくなってもテーマがブレることのないコンテンツなので、これからさらに大きく広がってもさらに素晴らしいもの*2を僕たちに見せてくれるでしょう。

当記事でラブライブ!に少しでも興味を持って頂けたら嬉しいです。

ラブライブ!を好きになって良かったと思う瞬間に必ず出逢えると思います。

*1:アニメ以外だと特にスマートフォンゲーム ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルが有名だと思われる

*2:完全新作劇場版『ラブライブ!The School Idol Movie』2015.6.13(SAT)ROAD SHOW!!