Takacharming harmony

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第二新卒だから転職した

2019年2月某日を以て新卒で入社した会社を約2年で退職しました。

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無計画に退職したわけではありません。

在職中に転職活動をしていました。

 
僕が転職活動を本格的に始めたのは退職する半年くらい前の夏頃です。

その当時の僕は夜勤の生活が3ヶ月くらい続いていたので日中は自由に時間を使うことができました。

仕事が20時から翌朝の5時まで、帰宅後即睡眠を取り、6時間くらいは寝て昼過ぎには起き面接へ行く転職活動をしていました。

具体的にはリクルートエージェント*1に登録してエージェントへ任せる形でした。

転職活動を行う人間なんて世間的にはごく一部なのでプロに任せるしかないと思います。

 
日曜しか休みのない土木工事の現場監督という仕事でしたが、工事現場の交通量などの都合により道路規制が夜しかできないという場合には夜勤になるという性質があります。転職活動をする上で助けられました。

 

転職活動者の中で第二新卒は社会に出てから3年以内の人のことで経歴は大卒がどうとかだけでほとんど見られずポテンシャル採用になります。なので業界や職種を変えた転職が可能です。

そして、企業が採用の際に見るポイントは、主にコミュニケーション能力だとかで新卒の就活生と変わらないような印象でした。

違う点といえば「学生時代に頑張ったこと」が「現職で頑張ったこと」に置き換わるくらいです。

個人的には普通の学生に頑張れることなんて大したことないので社会に出てからの方がそういったエピソードは話しやすいのかなと思います。

僕の場合ですと土木工事の現場監督をやっていたので、会社や元請け業者のお客さんと下請け業者の職人さんの板挟みで中間管理職的な管理能力、避けては通れない失敗をカバーするための対応力、物事を順序良く進めるための必要な段取り力を身に付けたと話しました。

でも実際のところは細かい内容よりもある程度論理的な話し方が出来てるかが必要なのかなと思うので筋道が通るように多少は盛って優秀な人材を演じました。


採用面接のポイントは「時系列」だと思います。

転用できそうなスキル、どんな仕事をしていく上でも必要なことだと、主にコミュニケーション能力を発揮出来たことや一つの仕事を成し遂げたことを具体的なエピソードとして話すこと。これらが「過去」についてで、「現在」は転職するために何をしてるか、業界研究的なこと、そしてどうなりたいかという、もし入社した時の目標などの「未来」について話すと論理的な感じになるので良いと思います。

それに加えて企業に働いて欲しいと気に入ってもらえるような雰囲気を出すこと。

あとは企業ごとの適性があるかという運ゲーになると思います。


採用面接はアイドルの握手会で「どうすれば推しメンを喜ばすことができるだろう?」とか「どうすれば自分のことを気に入ってもらえて嬉しい返答が来るのだろう?」みたいなことをやるのと同じだと思います。

握手会よりも面接の方が与えられる時間が長いので自分の気持ちを伝えやすいはずです。

しかし、こんな感じでいくと面接で10連敗くらいするので気をつけましょう。


そして、転職活動をする上で最も重要なことは転職先を決めずに現職を退職しないことです。

僕の場合はそのために夜勤を利用して昼に動ける態勢を整えました。自分の置かれた環境を分析してなんとか突破口を見つけるしかないです。

職がない方が転職活動にだけ集中できそうですが、辞めてしまったことを面接の際に聞かれてネガティヴな雰囲気になってしまうこと、職がないことの焦りから望まない転職先へ入社、などリスクが大きいです。

また、転職先があった方が現職の退職交渉がしやすいということ、また先が決まっているので退職することを家族などに話しやすく今後の協力を得ることに後ろめたさを感じづらいというメリットがあります。


最後に、現職の退職交渉についてです。

まずは直属の上司への報告です。

僕の場合だとかなり素っ気なくて、近いうちに辞めると思われていたようで、すぐに社長との面談になりました。

社長には引き止められました。

その時に仕事が嫌になって辞めるみたいな言い方をすると待遇改善などの提案をされてしまうことは予想できたので、次にやりたいことを見つけたという主張をしました。さらに次の職場も決まっている旨を強く言うことで退職交渉を成功させました。

待遇改善をされたところで一度辞めると言い出した人間がまた辞めると言い出すのは目に見えてます。退職カードを切って得られた待遇改善は意味ないので、どんなに甘い言葉を掛けられても「身に余るお言葉ですが、退職する決意を固めています。」と返事をしました。


退職交渉は法的には2週間前に行う必要がありますが、まずは企業ごとにある就業規則が優先されるので僕の場合ですと1カ月前の退職交渉が必要でした。

しかし区切りにしようとしていた担当の工事現場でトラブルが発生して退職交渉が遅れました。

幸いにも地方の中小企業だからなのか融通が効きやすく、新たな仕事を与えられる前に自分の仕事を終えていたので退職交渉をした翌日には社長の一声で退職できました。

そんなに上手くいくことはまずないことだと思うのできちんと就業規則に沿って退職交渉はすべきです。

転職先の入社日を伸ばすなどの手は使えないと思った方が良いです。

場合によっては現職と転職先を失うこともありえます。 


どうせ辞めるからどんな形で退職しても良いと思われがちですが、転職先が決まっていると前職での源泉票や離職票などの書類を用意してもらう必要があるのでなるべく穏便に済ませる必要があります。いつまでも書類をもらえないというような嫌がらせを受けることが予想されます。転職先にも迷惑を及ぼす可能性があるのでやるべきことはやらなければなりません。

 
そうして1週間の無職期間を経て3月某日に新たな職場でのスタートを切りました。