声優オタクがアイドルのイベントに行くようになった話-アイドルオタク編後編-
声優のイベントに通っている人がアイドルのイベントに行くようになるという現象が度々起こっています。
なぜそのようなことが起こるのか自分の経験を元に分析していきたいと思います。
まずは前編を読んでください。
僕の好きなアイドルが卒業してしまい通っていた名古屋CLEAR'Sのイベントにはほとんど行かなくなりました。
名古屋CLEAR'Sのイベントに行くようになってから一番好きなアイドルが卒業するまでの時間があまりにも短く他のアイドルが気になるということもほとんどなく、また声優のイベントに行くだけの声優オタクに戻りました。
しかしながらアイドルというものは一度掴んだファンを離さないという姿勢がものすごいです。
僕は名古屋CLEAR'Sの一番好きな娘以外の物販には行かなかったのですが、他のメンバーがTwitterのエゴサーチで僕が卒業する娘を推しているということを知って、そのメンバーが卒業する娘に「このタカチャーってどんな人?」みたいことを聞いたそうです。
そのため一度も物販に行ったことのないメンバーからも認知されていました。
正直なところ、そのメンバーも良い娘だったのでこのまま推し変するのも良いかと思ったのですが、やっぱり一番好きな娘は唯一の存在なので僕は名古屋CLEAR'Sから離れてしまいました。
しかし、良い思いもさせてもらったし、名古屋CLEAR'Sは曲も良く、かなり盛り上がれるので機会があれば見に行こうくらいの気持ちは残っています。
アイドルのイベントに行くようになって良い思いをしてしまった人が完全な声優オタクに戻ることはできなかったです。
だからといって、また同じ辛い気持ちは味わいたくないという考えがあって声優オタクなのかアイドルオタクなのかわからないどっちつかずの存在になってしまいました。
そんな時に出会ったのがアイドルカレッジでした。
もともと知り合いがよくライブなどに行っていた姿を見ていたので全く知らないアイドルというわけではなかったです。
声優オタクなのかアイドルオタクなのかわからないどっちつかずの存在の僕がアイドルカレッジのイベントに足を運んだのには理由があります。
それはアイドルカレッジがアニメ『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件』の主題歌を担当していたからです。
ぶっちゃけるとこのアニメに好きな声優さんが出ているわけでもなくタイトルが怪しげなので普段の僕だったら絶対に見ないのですが、知り合いの好きなアイドルが主題歌を担当してるし、その時の状態の僕はアイドルという存在に敏感だったので、地雷臭しかしないこのアニメを視聴しました。
アニメ自体はつまらないわけではなくむしろ面白いと感じるくらいでした。
そしてアイドルカレッジが担当する主題歌の中毒性がものすごく機会があれば生で聴きたいという気持ちになりました。
そんなことを思っていたらその機会はすぐに訪れました。
僕が声優のイベントへ行くために東京へ行った際にたまたま空いていた時間にアイドルカレッジがフリーライブをしており足を運ぶことができました。
その時のフリーライブはメンバーがアニメのコスプレをしていて、アニメ主題歌を担当しているアイドルがアニメ好きを取り込もうというマーケティングをものすごく感じるものでした。
アニメ好きな僕は見事にそのマーケティングにハマりました。
フリーライブ参加までにアイドルカレッジで気になるメンバーはいませんでしたが、涼宮ハルヒという僕をアニメ大好きにさせた思い出深い作品のコスプレをしたメンバーがいて、かなり目につきました。
めちゃくちゃ気になったので初めてにも関わらず物販で同じCDを3枚買いその娘とツーショットチェキを撮りサインとメッセージも書いてもらいました。
ハルヒポーズをリクエストしたらあっかんべーになりました pic.twitter.com/lBgNJhLLqC
— 夕力チャー (@takacharming) 2015, 11月 29
物販で「また来てね〜!」とも言われ、ライブで聴いた曲も良く、その場でアイドルカレッジのファンの方からCDをたくさん頂き、翌月のワンマンライブへ行く決意をしました。
ワンマンライブは期待してたよりも何倍も楽しく本当に行って良かったと思えるものでした。
ワンマンライブでも物販に行きました。
フリーライブで物販に行った娘と同じ娘のところに再び行きました。
その時に「ハルヒの時ぶりだね〜!」と言われました。
覚えてもらえるというのは自分が思っている以上に嬉しかったです。
個人のオタクとして認識されることの嬉しさを知ってしまうとなかなかその感覚を捨てることができません。
その後も数回ほどアイドルカレッジのイベントに行きましたが、数か月前に名古屋CLEAR'Sのイベントに行っていて楽しかったことがどんどんプレイバックされました。
これからはアイドルカレッジを応援していこうという気持ちになりました。